中学受験を考えているご家庭のお子様は、すでに塾へ通われていると思います。
 
しかし、思うように成績が上がらない場合、転塾や家庭教師を検討するご家庭も少なくありません。とは言え、転塾や家庭教師をつけたところで、本当に成績は上がるの?と思うご両親も多いでしょう。ここでは、中学受験のために転塾するメリットとデメリット、また家庭教師をつけるメリットとデメリットについて解説します。

中学受験のために塾通い?転塾?家庭教師?

少子高齢化時代となり、子供が1人のご家庭が増えています。そのため、教育資金を惜しみなく注ぐケースが目立ちます。
 
中学受験を行い、将来を見据える方が急増していることをご存知ですか?
中学受験のために、小学校低学年から塾通いしているお子様が増えています。中には、家庭教師もつけてダブルで勉強しているお子様もいます。
 
しかし、成績の伸び悩みでスランプを起こしているお子様も多く、転塾を検討したり家庭教師を変える、あるいは新たにつけるなどを考えているようです。

中学受験で転塾を考えるのはなぜ?その理由は?

中学受験は、小学生が勉強する内容ではないようなハイレベルの内容を塾で勉強しています。そのため、受験に合格するための勉強をコツコツと仕上げていくため、それなりに授業にもスピード感があります。そのスピード感に乗ることができず授業についていけなくなり、お子様によって転塾を考える方も増えているのです。これは、勉強の習熟度の違いによって生じるため、一概にすべてのお子様が転塾を検討されているわけではありません。

転塾するタイミングはいつがいい?

では転塾するには何時頃のタイミングがベストなのでしょうか。一般的には塾に通い始めて半年後。その時に一度冷静に振り返ってみましょう。

お子さんの成績は上がっていますか?小学校の学校でのテストは100点をとって当たり前のレベルなので、塾でのテストの点数を把握するようにしましょう。

また、お子さんは塾で楽しそうにしていますか?いくら点数が上がっていても、先生との相性が合わなかったり、塾の仲間と合わなかったりではかわいそうですよね。

そういった部分を振り返ってみて、当てはまるようであれば転塾や家庭教師も視野に検討してみましょう。

ただ、中学受験を目前にしての転塾は急激な環境の変化を伴うために逆効果になってしまう場合もあります。できれば受験の一年くらい前までには転塾も行っておきたいものです。

転塾?家庭教師?見るべきポイント

もう一つ、中学受験の転塾について考えるべきポイントがあります。それはお子様がそもそも塾に向いているのかどうかです。

さきほど点数が伸びていないなら転塾も視野に入れようという話をしましたが、点数が伸びていないのはほとんど100%塾での勉強についていけていないからです。

塾と家庭教師の違いについてはこちらのページ(「学習塾と家庭教師の違い」)も見てほしいのですが、塾のスピードについていけなかったり、塾では生徒さん一人一人のわからないところを丁寧にカバーできなかったり、みんなの前では上手に質問できなかったりというお子様にとっては転塾より家庭教師の方が向いているかもしれません。

また、転塾するには受験の日が迫りすぎてるという場合でも、今の塾+家庭教師をつけることで受験直前の弱点補強をすることができます。

では、次に転塾するメリット・デメリット、また家庭教師をつけるメリットとデメリットをみていきましょう。 

転塾するメリット・デメリットとは?

 転塾のメリット

・転塾することで心機一転新たな気持ちで勉強できる
・子供の環境に合った塾の雰囲気で勉強することができる
・講師との信頼関係を築くことができる
 

転塾のデメリット

・これまでの授業とはスタイルが異なるため慣れるまで時間がかかる
・なかなか成果を出せないこともある
・ムリな転塾の場合は本人のやる気を損なう
 
このように、転塾には多くのメリット・デメリットがあるとわかります。
  

家庭教師をつけるメリット・デメリットとは? 

家庭教師のメリット

・一人ひとりの学習ペースと理解度に合わせた授業展開ができる
・習熟度を手厚く管理してもらえる
・たくさん質問できる
 

家庭教師のデメリット

・大手と違って多くの情報が入らない
・個人契約の場合は家庭教師を変えることができない
 
このように、家庭教師をつける場合は多くのメリット・デメリットがあることがわかります。 

転塾と家庭教師のメリット・デメリットまとめ

中学受験のために転塾するメリットとデメリット、また家庭教師をつけるメリットとデメリットについて解説しましたが、いかがでしたか?
 
中学受験はお子様やご両親にとって大切なビッグイベントです。できるなら、失敗したくありません。そのためにも、お子様の塾選びや家庭教師選びには慎重にならなければなりません。受験するのはあくまでお子様本人ですから、お子様の意志を尊重しながらもご両親が適切なサポートをして、快適に勉強できる塾や家庭教師を選ぶようにしましょう。
中学受験でお悩みの方は、ぜひ九州家庭教師協会にご相談下さい。