小学生・中学生の受験勉強で学習した効果を整理し記憶させるには、睡眠時間が重要となります。睡眠不足は集中力や記憶力に影響が及ぶことでしょう。

九州家庭教師協会が学習効率を高める睡眠をご紹介します。
 

子供の頃は睡眠時間を削る勉強法はNG

 
小学生や中学生の頃の睡眠時間を削る作業は、成長(脳)の発達が遅れることや、精神的ストレスも溜まりやすくなるといった身体的悪影響を及ぼす恐れがあるため、睡眠時間を削ってまで勉強することはオススメできません。

小学生の理想の睡眠時間

小学生の睡眠時間は最低でも9時間以上は必要です。理想の睡眠時間は10時間が推奨されています。また、受験生を抱える親御さんは特に、子供が何時に寝るのが一番いいかを考えますよね。

中学生の理想の睡眠時間

では中学生はどうでしょうか。

例えば中学生の15歳であれば8時間45分が理想とされる睡眠時間とのことです。
一方で実際の睡眠時間は7時間を切っているというデータもあり、部活や勉強などで忙しかったり、つい夜更かしをしてしまったりということがあるのかなと考えます。
しかし、受験生にこそしっかりした睡眠時間が必要で、睡眠時間を削るのは避けるべきことなのです。

しっかりした睡眠時間の確保が大切

 寝る子は育つというのは、身体・精神をつくるだけでなく、記憶力を司る海馬の成長にも重要な役割もあります。子供の頃の、昼寝や夜の睡眠時間が長い子供の脳は、記憶や感情に関わる海馬の体積が大きくなると言われています。睡眠時間が6時間の子より、9時間以上取っている子は海馬の体積が1割程度大きく成長することも証明されています。

そのため、疲れた脳で勉強を無理してやるよりも、しっかりとした睡眠時間を確保することも親の役割ともいえるでしょう。 

勉強時間を減らすことが怖い

 受験が終わるまでは不安で勉強時間を減らすことも難しい(怖い)ですよね。せっかく頑張ってきたのですから合格したい。合格して欲しい願いが強まります。

しかし、子供に負担をかけ過ぎ無理をし過ぎれば確実に体にも悪影響を及ぼします。成長の問題はもちろんですが、追い込み過ぎればお子さん自体がプレッシャーに押しつぶされてしまう可能性も含まれています。
 
そのため、効率的な勉強には、睡眠時間も重要なポイント。睡眠時間を確保することで、体力も持続し、授業・自主勉強で眠くなることも減り集中力も高まります。そして、インプットした記憶を整理し、脳に定着させるというのは眠っている時にしか出来ません。

保護者の方が睡眠時間を管理するのも一案 

親御さんが、お子さんが20時や21時に寝る時間帯を管理することで、効率的かつ効果的な勉強法と睡眠時間を作りあげる事も可能です。布団に入る前は、スマホゲームやテレビなどを見て、脳を活性化させてはいけません。楽しいという感覚は、アドレナリンを強く分泌するため、浅い睡眠となり、身体を休める効果も低くなりますので注意が必要です。子供さんにとって窮屈な生活を強いるのではなく、成長を助ける生活リズムと効率良い勉強法を身に付けさせてあげることが大切ではないでしょうか。
 

最後に

 
勉強時間は、難関校を受験する小学生・中学生にとっては、睡眠時間を3時間など大幅に削っても合格したい気持ちがご家族にあるでしょう。しかし、身体の成長を崩してまで勉強することは、非効率でもあります。しっかりと睡眠をとれる環境を管理することも大切ですので、無理を強いる勉強ではなく、子供の将来を考えた成長を助ける勉強方法を取り入れてあげましょう。
 
九州家庭教師協会の家庭教師の勉強サプリは、受験生に必要な基礎知識を身につけられる授業や、遅れを取り戻す勉強を丁寧に教え、お子さんの勉強お悩みをサポートします。