お子さんが勉強嫌いだと悩んでいる親御さんは多いですが「とりあえず塾に行かせても思うように成績が伸びなかった」ということも多いです。実はお子さんの性格によっては、集団指導で学ぶ塾より、家庭教師や個別指導の塾へ通った方が成績は伸びるケースも多々あります。そこで最近注目されている個別指導について詳しくご紹介していきますね。
個別指導のメリットその1：スケジュールを組みやすい
いざ塾へ行こうと思っても、集団指導の塾はどうしても曜日と時間が決められています。塾へ行こうとすると、どうしても塾のカリキュラムに合わせて通塾しなければなりません。今は学校や部活だけでなく習い事をしているお子さんも多いです。時間軸が1日単位ではなく１週間単位で捉えているイメージで、昔のように学校だけで生活が回っているお子さんは少なくなりました。
学校や勉強以外にもやりたいことが多いのは、生活がとても充実している証拠です。しかし、塾へ通うことになった場合、集団指導の塾のスケジュールに合わせようとすると、自分の習い事の時間などを犠牲にしなければなりません。
そんな場合、家庭教師や個別指導の塾であれば、基本的にマンツーマンなので、お子さん1人1人に合わせてスケジュールを組むことが出来るのです。
自分の空いた時間に塾のスケジュールを組むことによって、自分がやりたいことを諦めずにすむだけでなく、時間の使い方も効率的になり、決められた時間集中して勉強に取り組むことが出来ます。
例えば、部活でこの週は忙しいという時は、別の週に振り返ることも出来ますし、行ける時やテスト前にたくさんの授業コマ数を取ることも出来ます。集団指導の塾では振替授業は個人に合わせてすることは出来ませんが、個別指導なら事前に忙しい予定の分は振替希望が出せるのです。マンツーマン指導だからこそのスケジュールの組み方が出来るのも、個別指導の大きなメリットです。
学校も部活も習い事も全て両立させたい人にとっては、集団塾より個別指導・家庭教師の方が向いているでしょう。
個別指導のメリットその2：質問が思う存分出来る
家庭教師や個別指導の大きなメリットは、基本的にマンツーマンなので、自分がわからないところをすぐに先生に質問することが出来るということです。わからないところをわかるようにするのが勉強の基本ですので、質問が出来なければ学習することにはなりません。質問することで理解度が増して行き、成績も向上して行くのです。「質問できる環境」というのは、お子さんにとって大きなメリットとなるでしょう。
一方、集団塾では、思うように質問が出来ないことが多いです。集団指導の塾は学校と同様に生徒数十名：先生1人という所が多く、勉強の進捗具合は1人1人で違うのですが、授業は一律進んで行きます。そのため勉強進度についていけなくなる人がどうしても出てきます。
わからないところは質問すれば良いのですが、集団での授業の中ではなかなか質問が出来ないこともあります。シャイなお子さんの場合は「こんなことを質問したら恥ずかしくないかな・・・」とみんなの手前質問すること自体を躊躇してしまうこともありますし、授業があまりにも速く進むので質問をするタイミングを逃してしまうことも多々あります。
「ちゃんと先生に質問しなさい！」と言っても、大人数の中ではどうしても先生とコミュニケーションが取れないお子さんもいますので、質問をするきっかけがどんどんなくなって行くのです。
そもそも学校での勉強についていけなくなったから塾や家庭教師を検討している人が多いのに、塾で質問が思うように出来なかったり、進度についていけなくなったりするなら元も子もありません。ただ同じことを繰り返しているだけです。個別指導では、お子さんが理解できるまで先生に質問できるので、わからないまま先へ進むということがないのです。
個別指導のメリットその3：希望進路を目指してカリキュラムを組むことが出来る
今は受験も多様化しており、志望校によっては問題の出題傾向が全く違うこともあるので、受験前などは自分の志望校の過去問を出来るだけたくさん解いたほうが有益な場合もあります。個別指導であれば、お子さんの志望校別の過去問を提供してもらうことも出来ますので、狙いをピンポイントに絞った学習が出来るというメリットがあります。
また「全科目学びたいけれど、特に数学と英語だけ重点的に習いたい」というニーズにも答えられるのが個別指導のメリットです。１ヶ月ごと、１週間ごとの時間数や科目数を自分で決められるので、より本人の目的に沿った学習をすることが出来ます。その分、本人も計画立てて勉強するようになり、限られた時間で効率良く学習することが身について行きます。
集団塾でありがちなのは、「〇〇高校・大学合格！」「目標国公立大・県立合格！○人」など、塾が押し出す目標のために勉強の叱咤激励をされることです。実はこの塾の目標がお子さんにとっては迷惑に感じることも多いのです。
もちろん自分が行きたい進路と塾の体制が重なっている場合は何も問題ありませんが、個性的な目標や進路を持っているお子さんには重荷になることもあります。
全体に組まれたカリキュラムでは、一通りの学習をするため、個人のニーズに合わせたようにはなっていません。集団指導塾ではたくさんの講習を受けることになってしまい、受講だけで勉強が追いつかずにきちんと復習する時間が足りなくなることもあるのです。これでは学校の勉強にもついていけず、塾の勉強にもついていけず、勉強が苦痛になるばかりです。
個別指導では、わからない所はわかるまで教えてもらえますので、塾の進度が優先ではなく個人の理解度が優先になることが大きなメリットでしょう。
まとめ
個別指導では、1人1人に合わせたスケジュールと指導カリキュラムを組めることが大きなメリットです。お子さんによって得意なことと苦手なことがあるのは当然、また理解度も科目により大きく違います。個別指導なら、定期テストや受験対策などニーズに合わせた指導も可能です。
勉強のことや進路について様々な質問や相談が出来るので、先生との信頼関係も作りやすく、家庭教師などの個別指導はお子さんにとって勉強するのに最適な環境になるでしょう。
