勉強したくなる!「魔法の言葉」でお子様の勉強のやる気アップ!

定期テストが終わった頃だと思いますが、お子様はしっかりテストの復習は行っているでしょうか?点数が良くても悪くても、分からなかったこと、苦手な事を放っておいては今後の成績アップは望めません。
「分かってるんだけど…」「…とはいっても素直にいうことを聞いてくれない…」そんなお困りごとはありませんか?実はベネッセの調査でも学年を上がるごとに「やる気が起きない」事を勉強の悩みとして挙げる生徒さんの割合は多くなっています。

勉強のやる気を引き出す!お子さまに対する上手な声掛け

1.「早く勉強しなさい」はNG

思わず口をついて出てくる「早く勉強しなさい」は勉強のやる気を出してほしい時には避けた方がいい言葉です。
強く命令されたら思わず反発してしまうのは誰でもそうではないでしょうか?
特にお子様自身がせっかく今からやろうと思っていたところにタイミング悪くこの言葉をかけてしまうと逆に勉強へのやる気を失くしてしまう可能性も。もちろんそう言いたくなる気持ちは分かります。その気持ちをぐっとこらえて、「30分だけやってみようか」など、勉強のゴールを設定した上での声掛けならゴールが明確な分、お子様もすんなり机に向かいやすくなります。また時間を忘れているようなお子様には「今何時かな?」等の声掛けもOK。特に小さなお子様であればまだ時間感覚が身についていないことも多いものです。

2.集中できてなさそうなときはまず小分けに!

お子様が勉強にいまいち集中できずに机でぼ~っとしていたりすることはありませんか?特に難しい問題に取り組んでいるときは集中力も途切れがちになります。
大人から見ればボ~っとしているだけに見えても、子供は子供なりに一生懸命頑張っているのかもしれません。
そんな時は「まず、この問題だけしてみようか」等のように、あえて取り組む問題を小出しにするのもおすすめです。
例えばダイエットでもマイナス20kgなどいきなり大きな目標だとどうしていいかわからなくなりますが、「まずは1㎏痩せる!」等の方がゴールが見えやすい分、やる気もわいてきます。

3.集中している、頑張っているときは何も言わないのも一手

お子様が頑張っているときはあえて何も言わないというのも一つの方法です。
お子様にとってみれば「自分は信頼されているんだ」との実感も生まれるでしょう。
特に小学生高学年や中学生になるにつれて声掛けされるのを嫌がるようになるかもしれません。
そんな時は一旦信頼して子供に任せてみるのもまた一つの手だと思います。

小さな成功体験を積み重ねて自信をつけさせる

勉強へのやる気は小さな成功体験を積み重ねることで生まれてくるもの。
成功体験と言ってしまうと何か大仰なものを想像してしまいますが、本当に小さなものでもいいのです。
例えば、

・宿題が終わった
・決められた時間勉強ができた

など、何かをやった!という達成感もその一つ。

これらは当たり前のことといえば当たり前のことですが、それらを「やって当然」と思うのではなく、
「毎日頑張っている」と思って何気なく褒めてあげてください。
そうすることでお子様は自分に自信を持てるようになり、勉強することが苦痛では無くなるはずです。
ちなみにテストでいい点をとった時に「頭いいね!」というのはNGなのだそう。
それよりも「頑張ったんだね!」などの努力の過程を褒めるようにしてあげてください。

私たち自身も小さいころ、お父さん、お母さんから褒められた事は嬉しい記憶として残っているのではないでしょうか?
保護者の方から認められたり、褒められた言葉はお子様にとって何よりの「魔法の言葉」。
小さな工夫でお子様の勉強のやる気は必ず出てきます!