子どもに勉強をさせたいというとき、集団で学ぶ塾や生徒一人ひとりを見てくれる個別指導塾が思い浮かぶかもしれません。でもそれぞれの塾の違いや、家庭教師との違いをしっかり理解されていらっしゃる方は多くありません。
集団塾・個別指導塾・家庭教師の違いはどこにあるのでしょうか?

家庭教師と塾との違い① 集団塾の場合

集団で学ぶ塾、いわゆる集団塾だと大勢の生徒に対して一人の先生という形がほとんどですので、生徒一人一人の理解度やペースに合わせてということは難しくなります。理解しないのにと理解しないのに授業が進んでしまい置いていかれる子どもがでてきます。
基本的に集団塾は「出来る子供」に合わせて授業が進んでいく場合が多いので、学校の授業にもついていけて、成績も上位のお子様であれば集団塾で伸びていきますが、あまり勉強が得意でない子どもにとっては集団塾のやり方だとさらに勉強嫌いになってしまうこともあります。

家庭教師と塾との違い② 個別指導塾の場合

ならば個別指導塾ならばどうかというと、自分のペースで勉強がしやすくなるというメリットはありますが、一人で勉強ができないお子様だと思うような結果を出すのは厳しいです。
というのも個別指導といってもスペースが区切られているだけで他にも生徒がいますから、先生は順番に見ていくことになります。そうなると、実際に指導を受けられる時間は限られてしまい、それ以外の時間は自習です。
個別指導と聞くと、完全一対一の授業をイメージしますが、そのようなところはまれで、ほとんどの場合、一人の講師に対して生徒が2~3人いるというケースがほとんどです。
そうなると、例えば1コマ60分の授業であったとしても、お子様に60分間かかりきりということは無く、実質的に指導を受けられるのは20~30分ということになります。

家庭教師と塾との違い➂ 家庭教師の場合

完全マンツーマンでの授業

そういう事を考えると、完全一対一での勉強ができる家庭教師はおすすめです。家に家庭教師の先生がやってくるので、塾や個別指導のように他の生徒がいる環境ではありません。たった一人であれば指導時間の最初から最後までの全てをお子様が独占できます。
簡単な指導から、わからないところの解説まで家庭教師なら丁寧に教えてくれるので、塾のように置いていかれる事はありません。もし、苦手な部分に時間がかかってしまったとしても、それを考慮して先のスケジュールを組み直すことができます。まさにマンツーマンでお子様一人一人に合わせたオーダーメイドのカリキュラムでの勉強が可能なのです。

通学の手間や時間も無くなり安全に!

それに家庭教師であれば、通学させる時間と手間は必要はありません。塾や個別指導に通わせるために、夏の暑い日や冬の寒い日に送り出すことはなくなり、途中で交通事故や誘拐といったトラブルに巻き込まれる心配もありません。そして、通学にかけていた時間を、予習・復習の時間に回せば、さらに効率良く勉強を進めていくことができます。

家庭教師ならではの強い信頼関係

来てくれる家庭教師との相性にもよりますが、一対一で過ごす時間が長いので、塾や個別指導と違って先生とお子様の信頼関係も強くなります。
わからないことがあるとき、他人行儀にしか接することのできない塾や個別指導の先生だと怒られるかもしれないという不安で質問がしにくいものです。でも仲の良い家庭教師の先生ならば、コミュニケーションもとりやすく、遠慮をすることもなくなっていきますので、気軽に質問ができるようになり、その分生徒の理解度は高まります。また、お子様は思春期や多感な時期なので、時には勉強以外のことも相談することもあるでしょう。
そういった悩みや不安をやわらげ、勉強に集中して取り組むモチベーションを維持するメンタルケアの部分まで行えるのも家庭教師の強みになります。

家庭教師と個別指導塾の違いについては『どっちを選ぶべき?家庭教師と個別塾のメリット』もご覧ください。